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国際予防医学リスクマネージメント連盟

世界健康リスクマネージメントセンター


 



   主催者の挨拶

 

医療安全基礎講座2012

 

(日本語社会人教育プログラム)

 

医療安全のヒトづくり

 

 

 「人が宝」は全ての人間活動の基本です。このため、国際予防医学リスクマネージメント連盟は、教育・研究促進のための国際組織として世界健康リスクマネージメントセンターを東京に設立し、健康と安全における対策に関して、様々な社会人国際教育を国内外の方々を対象に国連大学や世界銀行で行ってきました。

 

 リスクマネージメントのリーダー育成はハーバード大学で類似の教育セミナーが毎年開催され、全米各地と海外から多数の参加があります。アジアでもこのような機会の必要性を痛感し、友人である先方の主催者の協力を得て、世界学会として2004年から日本で医療安全と医療機関の災害安全のセミナーを開催しています。2006年度以降に東京大学で開催してきた各種の医療安全教育プログラムでは、日本語社会人教育プログラムにもかかわらず、近隣国からの参加者も交え、全国各地より多数の方が参加し、いずれも定数オーバーとなりました。

 

 

2008年からは、医療安全の基礎を教えてほしいという国内の会員からの強い要望に対応するために、「医療安全基礎講座」を開催する運びとなりました。2012年度も3日間にわたり開催する運びとなりました。

 

 

 

医療機関での職場安全の3大要素は、技術とシステム、組織・風土、医療従事者個人の意識と能力です。本学会では過去10年にわたり、安全工学や人間工学(ヒューマンエラー)の立場から、技術、システム、組織といった「物づくり」に関する病院の安全向上を図ってきました。

 

 

他方、医療職場では、機械と人の関係だけではなく、人と人の関係がきわめて重要です。患者さんへの思いやりや心の支援を含むコミュニケーションは、「人が宝」という言葉そのものです。また、あらゆる難局を乗り越えるのは、機械自体ではなく、「人の努力と知恵」です。すぐれた人材の育成こそが人類の宝です。

 

このような視点から、安全で安心な信頼される医療に必要となる「人を作る」、つまり、「医療安全での人の能力開発」にも大きな比重を上げています。

 

 

超一流の世界に達した人々は皆、「基本がすべて」と申されます。本講座でも「基本が肝心」を座右の銘とし、多数の新たな先生方の快諾により、これまでとは異なる多数の教科目を交える斬新なプログラムをお届けいたします。

 

 

 

 

 

20123

 

酒井 亮二  国際予防医学リスクマネージメント連盟(URMPM)理事長

長村 文孝  東京大学医科学研究所付属病院医療安全管理室、URMPM評議員

清野 敏一  東大病院薬剤部、医薬品安全管理者、URMPM評議員

主催者一同

 

 

 




 



 









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