医療安全教育セミナー2014年度冬期

(医療安全管理研修会)

安全技術の基本コース

 

 

会期 2015128() 130()

 会場 東京大学伊藤国際学術研究センター謝恩ホール・多目的ホール

                                                     (1日の定数450)

 

 

主催 国際医療リスクマネージメント学会     

 

 

 

 

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プログラム

 

趣旨:  本教育プログラムは、高度な医療安全活動を構築するための最新の資料を与えるもので、内容は毎年新しい話題を取り上げています。本年度からは学会役員の中で、本分野で経験豊富な諸先生による講演と実習指導が行われます。

本プログラムは、厚生労働省の診療報酬改定による「医療安全対策」として診療報酬申請に加算する際に、加算の対象となる2014年度の研修教科内容の1部にもなります。この場合は、医療安全基礎講座(201461820)ないし夏期セミナー(2014730日〜81日の3日間)と合わせて申請することをお勧めします。本プログラムと合わせて合計40時間以上となります。

 

参加者には受講証明書を発行いたします。

 

 

受講対象者:  学会員、医療施設経営者、専任医療安全管理者、専従医療安全管理者、歯科医療安全管理者、臨床リスクマネージャー、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師、医療事務関係者、医療産業界関係者、その他の医療従事者。

 

 

講演会場: 東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階・謝恩ホール

演習会場: 東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階・多目的ホール

演習は小グループ(8名前後/グループ)により行います。

演習ファシリティ−ター:

     東京大学、東京医科歯科大学、上智大学看護学科、菊名記念病院、国際親善総合病院、太田総合病院、久里クリニック、他

 

 

 

 

(1日目)   2015128() 午前9時〜午後6

医療事故時のクライシス・ガバナンスならびにRCA(根本原因分析)の演習

 

 

 

受付開始 午前8

 

 

午前9  開 会

 

午前9時〜午前920分     (講義) 医療ミスの予防対策としてのヒューマンファクターの考え方 --- 全体ガイダンス

 

 

 

午前920〜午前1050分  (シンポジウム A)  医療事故時における医療機関の対応の失敗例と成功例 ---上手なクライシス・ガバナンスを求めて

                         オルガナイザー 井上清成 (医療事故弁護士、東大法卒)

(内容)  医療事故の発生時における各医療機関の対応の失敗例と成功例を、井上法律事務所での担当弁護士の取扱実例を素材として、

@     異常死体届出対応、A警察対応、B公表・マスコミ対応、C行政機関・第三者機関届出対応、D院内医療事故調査のやり方、

E医賠責保険対応、F患者家族対応、そして、それらを総合したG院内ガバナンス、

といった各視点から検証し、上手なクライシス・ガバナンスのあり方を求めて、多角的に議論する。

                  演者 井上 清成(井上法律事務所所長、弁護士/ 衞藤 正道(弁護士

                             小野 英明(弁護士/ 山崎 祥光(弁護士、医師/ 宮澤 茉未(弁護士

 

 

 

午前1050〜午11    休憩

 

 

 

午前11時〜午12      (演習ガイダンス講義 I)  (根本原因分析法(RCA)のガイダンス 

      講師:  島崎 信夫 (国際親善総合病院医療安全管理者)

   (内容) 実際に発生した医療ミスの原因を探索し、組織としての改善策を見出すRCAの方法を説明し、130日のRCA実習に関するガイダンスを行う。

   

 

午前1230〜午後130  昼食

 

 

午後1時〜午後6         (演習 I) 根本原因分析(RCA)

 演習担当者: 島崎 信夫 (国際親善総合病院医療安全管理者)

   (内容) 根本原因分析(RCA)の方法を少人数グループで演習する。

 

 

 

午後6時  1日目閉会

 

 

 

 

 

(2日目)   2015129() 午前9時〜午後6

FMEA(設計故障モード影響解析)の演習

 

 

入室開始 午前830

 

午前9時〜午1020分      (演習ガイダンス講義 U)    KYT(危険予知訓練法)のガイダンス

           講師:  新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理者)

(内容) 院内に潜む医療ミスの原因を予知する個人の能力を向上するKYTを説明し、131日のKYT実習に関するガイダンスを行う。

 

 

午前1050〜午11    休憩

 

 

午前1030分〜午前1230分  (演習ガイダンス講義 V)    FMEA(設計故障モード影響解析法)ガイダンス   

講師: 清野 敏一(帝京薬科大学、東大病院前医薬品安全管理者)

(内容) 院内のミス可能性を未然に探索し、組織としての改善策を見出すFMEAの方法を説明し、131日のFMEA実習に関するガイダンスを行う。

 

 

1230〜午後130     昼食

 

 

午後1時30〜午後6                    (演習 U)  設計故障モード影響解析(FMEA)

演習担当者: 清野 敏一(帝京薬科大学、東大病院前医薬品安全管理者)

(内容) 設計故障モード影響解析(FMEA)の方法を少人数グループで修得する。

 

 

午後6時  2日目閉会

 

 

 

 

(3日目)   2015130() 午前9時〜午後4

KYT(危険予知訓練)の演習ならびにヒューマンファクターの活用事例

 

 

入室開始 午前830

 

午前9時〜午前12時        (演習 V) 危険予知訓練(KYT)演習

演習担当者: 新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理者)

(内容)  危険予知訓練(KYT)の方法を少人数グループで修得する。

 

 

 

12時〜午後1時        昼食

 

 

 

午後1時〜午後2時         (全体討論会)

 座長  新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理者)

(内容) 以上3種類の演習を通じて、演習参加者自身による討論会を行います。

 

 

 

午後2時〜午後4時        (シンポジウム B)  RCAFMEAおよびKYTの医療現場での活用事例

 オルガナイザー:  星 真哉

(内容) 3種類の演習で所得した諸技術を既に導入している複数の医療機関から、どのように活用しているかを紹介いただき、今回の演習参加者の所属機関での導入に際しての参考とします。

講師:  星 真哉 (クローバーホスピタル医療安全管理者)

新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理者)

中野 由美子 (聖隷浜松病院安全管理室次長)

土屋  和子 (久里浜クリニック医療安全管理者)

    

 

 

午後4   全体閉会

 

 

 

 

 

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