医療安全のための

リスク分析・調査セミナー2022

 

(統括医療安全管理者、専従医療安全管理者、専任医療安全管理者、

歯科医療安全管理者、医療機器安全管理者、医薬品安全管理者向け)

 

 

 

平時における事故予防対策のために

 

 

 

会期: 2022519()20()

 

 会場: オンライン研修会 (Zoom使用)

 

 

主催: 国際医療リスクマネージメント学会

 

 

後援: 医療安全推進機構

 

   日本医療安全学会

     

 

 

 

 

 

 

 

プログラム 

趣旨:   医療用安全システムの構築には、医療事故死亡などの重大アクシデントの原因分析調査があります。他方、平時の軽微なインシデントレポートから将来発生するリスクを予測し、その原因を未然に排除するリスクアセスメントという方法も必要です。

本教育セミナーは、医療機関で安全管理業務を担当される方を対象に、平時の医療インシデントの調査・分析の際に必要となる基本的知識を講義します。本セミナーはコース制で、2日間参加申し込みのみを受け付けます。

 

なお、本セミナーは 国際医療リスクマネージメント学会による学会認定「医療安全アドミニストレーター」資格制度、ならびに「医療安全コンサルタント」資格制度の必修科目でもあります。また、医療安全推進機構の医療安全アカデミックフェローコースの必須科目です。

 

 

参加者には受講証明書を発行いたします。

 

 

受講対象者国際医療リスクマネージメント学会の学会員、日本医療安全学会の学会員、医療従事者、統括医療安全管理者、専従医療安全管理者、専任医療安全管理者、医療リスクマネージャー、歯科医療安全管理者、医療機器安全管理者、医薬品安全管理者、その他の医療福祉関係者。医療での職種は問いません。

 

試験は実施されません。

 

 

 

 

2022519()午前10時〜午後430

オンライン (ZOOM使用)

 

 

 

ネット接続開始 900

 

 

10:00-10:50 医療事故の未然予防のためのリスクアセスメントの概要 

酒井 亮二 (国際医療リスクマネージメント学会理事長、医療安全推進機構理事長、日本医療安全学会名誉フェロー)

 

 

11:00-12:00 実例 (1)  化学物質のリスクアセスメントの事例  

              大久保 靖司 (東京大学環境安全研究センター教授、産業医)

 

 

12:0013:00  昼食

 

 

13:00-13:50  (2)  医薬品リスク管理計画とは

林 昌洋 (国家公務員共済組合連合会虎の門病院薬剤部薬事専門役、日本医薬品情報学会理事長、医療安全推進機構客員教授)

 

 

14:00-15:20 (講義) リスクアセスメント方法の概要   

酒井 亮二 (国際医療リスクマネージメント学会理事長、医療安全推進機構理事長、日本医療安全学会名誉フェロー) / 

飛田 結実 (医療安全推進機構国際研究所医療安全情報室室長)

 (概要)  様々な方法を整理して、その概要を紹介します。

 

 

15:30-16:30 リスクアセスメント手技(1)   故障モード影響度分析(FMEA)について

清野 敏一 (帝京平成大学薬学部教授、前東大病院副薬剤部長、日本医療安全学会理事)

  (概要)  プロセスについて故障モードによる影響を分析してプロセスの問題を解決する手法について紹介します。 影響分析と対応策検証を行う方法です

 

 

 

 

16:30 第1日目終了

 

 

 

 

 

 

 

 

2022520()午前10時〜午後430

オンライン (ZOOM使用) 

 

  

 

ネット接続開始 8:30

 

 

(実習ファシリティーター)

 

飛田結実、高野紗輝、大石美緒 (医療安全推進機構、お茶の水女子大理学部)

 

 

9:00-9:50  リスクアセスメント手技実習(2)   イベント木分析 (ETA)

                        高野 紗輝 (医療安全推進機構国際研究所医療安全情報室主任研究員、お茶の水女子大理学部)

 (概要) ある初期事象からスタートして、いろいろな経路をとることにより結果がどうなるかを明らかにする手法を学習します。 結果の特定を行います。

 

 

10:00-10:50  リスクアセスメント手技実習(3)   故障の木分析 (FTA)

                        高野 紗輝 (医療安全推進機構国際研究所医療安全情報室主任研究員、お茶の水女子大理学部)

 (概要)  システムの特定故障を想定して、その発生原因を上位レベルから下位レベルまで論理的に展開し、システムの特定故障の発生原因や発生確率を求める方法を学習します。 発生原因と発生確率の特定を行うものです。

 

 

11:00-12:00  リスクアセスメント手技実習(4)   障害分析と運用研究 (HAZOP)

                        栗原 慎太郎 (長崎大学附属病院医療安全管理部教授、日本医療安全学会理事)

 (概要)  通常状態からのズレが発生した場合にその原因と発生する結果の事象を特定する方法を学習します。

 

 

13:00-13:50 リスクアセスメント手技実習(5)  シナリオライティング法

                        飛田 結実 (医療安全推進機構国際研究所医療安全情報室室長)

 (概要)  現在の状況から将来どのような状況が生まれるかを示す方法を学習します。

 

 

 

14:00-14:50 リスクアセスメント手技実習(6)  シミュレーション法

飛田 結実 (医療安全推進機構国際研究所医療安全情報室室長)

(概要)  モデルを作り、コンピュータを使って予測する方法を説明します。今回は講義のみです。

 

 

 

15:00-16:30 (シンポジウム) 医療機関におけるインシデントレポートの現状と課題         

       

15:00-15:25 栗原慎太郎 (長崎大学附属病院医療安全管理室。日本医療安全学会理事) 

 

15:25-15:50  手塚 則明 (東北医科薬科大学病院医療安全管理部、日本医療安全学会代議員)

 

15:50-16:15 新村 美佐香(菊名記念病院医療安全管理室長、横浜病院グルーブ医療安全推進部長、日本医療安全学会理事)

 

16:15-16:30  総合討論

 

 

 

 

1630  全コースの終了

 

 

 

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